うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 カラクリ江戸あんない

カラクリ江戸あんない (福音館の単行本)

カラクリ江戸あんない (福音館の単行本)

美江子と一郎の姉弟は、発明家(?)の吉夫おじいちゃんから手紙をもらう。ふたりは、おじいちゃんが作ったという「カラクリ」箱をのぞいてみる。そこはなんと江戸時代だった。
江戸時代の主人公・喜助の暮らしぶりが、木版画の温かな画風とともに、手に取るように伝わってくる。大人が読んでもわくわくする絵本だった。巻末の家系図もほのぼのとして良かった。みんなこうして繋がってきたんだ。素朴で温かな江戸時代の日本に思いを馳せる。