うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

香菜とななつの秘密

香菜とななつの秘密

香菜とななつの秘密

転校生が主軸の児童書、3冊目。
児童書で男性作家さんの本を選んで読むのは、岡田淳さんと福田隆浩さん。
お二人の共通点は学校が舞台になることが多いこと。
教師をされている(されていた)こと。
現場での経験が物語のリアリティを深めている点もよく似ている。

話すことが苦手な香菜が、持前の洞察力と推理で次々と学校に起こる小さな事件の謎を解いていく。
『朝の秘密』『学年文庫の秘密』『先生の秘密』『読み聞かせの秘密』『干支の秘密』『続きの秘密』『広瀬くんの秘密』短編7話。

どの話もミステリー仕立てで面白かった。

しかし・・・
『広瀬くんの秘密』、どこかで単独で読んだ気がするのですよ。同じ作者さんで。勘違いかもしれないけど。いや、たぶん、勘違いだけど。

もしこの本が、最後の短編から膨らませた一冊だったとしたら!すごい!

・・・と勝手に推理してみるのは楽しい(笑)