- 作者: 上橋菜穂子,佐竹美保
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 2018/11/19
- メディア: 単行本
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内容はほとんど同じですが、ブログには、より詳細な感想とか意見とかを、ときどき書き加えたりしています。
その読書メーター、略して「読メ」の読んだ本がこの度1,000冊になりました。
記念すべき1,000冊目が、守り人シリーズ最新刊『風と行く者』(上橋菜穂子・著)になったのはとてもうれしいことでした・・・と言いたいところですが、実際は図書館の予約本の数冊を(未読返却覚悟)で後回しにしました(笑)
↓ここからは、ネタバレです
物語の主流は<風の楽人>サダン・タラム。バルサを軸に過去と今を行き来しながら、物語は進む。まずはバルサとタンダ夫婦の穏やかな暮らしぶりにホッとし、なにより悲劇的な人生としか思えなかったジグロに、愛すべき女性と娘(かもしれない少女)がいたことに感動した。
史実構築の綿密さ、服装・風習・食生活のリアリティ。上橋菜穂子ワールドを堪能した。
佐竹美保さんの表紙画は、描かれた一人ひとりに命が吹き込まれているようだった。(後ろ姿だけなのに誰だかわかる)これからもシリーズが末永く続きますように。