年を重ねても美しく凛としたたたずまい。華麗に思えるお姿からは意外なほど、書かれるエッセイは飾るところがない。時系列があちこちと飛ぶが、それもまた読んでいくうちに自然と馴染んでくる。幅広いジャンルの人たちとの交友関係も興味深かったが中でも瀬戸内寂聴さんとのエピソードが印象に残った。
年を重ねても美しく凛としたたたずまい。華麗に思えるお姿からは意外なほど、書かれるエッセイは飾るところがない。時系列があちこちと飛ぶが、それもまた読んでいくうちに自然と馴染んでくる。幅広いジャンルの人たちとの交友関係も興味深かったが中でも瀬戸内寂聴さんとのエピソードが印象に残った。
章タイトル『「人生後半」はこわくない』『長生きの秘訣はわがままがすべて』までは佐藤愛子さんのインタビューを文字起こししたもの?それ以降は娘の響子さんとお孫さんの桃子さんの〝母親、祖母論〟。これまでの作品を抜粋しながら語り合うものだった。肉親ゆえに歯にきぬ着せぬ物言いになっているが、二人の心の底には愛情の核心があると思った。
大学理事長、小説家、エッセイスト、多岐に渡って活躍されている。ハロウィンでの〝娘道成寺〟のコスプレ、見たいなと思っていたら帯に載っていた。すごいクオリティ。仕事が本気なら遊ぶのも本気、豪放磊落(ごうほうらいらく)。昭和にはそういった大人がけっこういた気がするけど。今どきはめずらしい。理事長職を退任されてから作家としての活躍もめざましく、これからは遠慮なく小説で読者を楽しませてください。