うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

たまごの旅人

たまごの旅人 作者:近藤 史恵 実業之日本社 Amazon 旅行添乗員の新人(「たまご」と比喩)遥と共に、バーチャルなパックツアーを楽しむ。家に居ながらにして世界旅行。これは読書の楽しさですね。 添乗員さんのお仕事はなかなか大変だなと思った。参加者には…

十年屋 ひまな時もございます

十年屋 5 ひまな時もございます 作者:廣嶋 玲子 静山社 Amazon シリーズ五作目。ブレない面白さ。今回はカラシにお友だちができた。 作り直し屋のツルさんと封印屋のポーさんの恋は進行中。 ん? 封印屋のポーさん? 四作目は未読だったことに気づく。 読ま…

スナックキヅツキ

スナック キズツキ 作者:益田ミリ マガジンハウス Amazon 手に取ったときが偶然にもテレビドラマ開始と重なった。 アルコールのでないスナック。 ドラマは原作のイメージそのままに色彩と音が加わった感じがする。 淡々とした雰囲気にほんのり漂う哀愁。

ジークメーア 小箱の銀の狼

小箱の銀の狼 (ジークメーア) 作者:斉藤 洋 偕成社 Amazon 図書館で借りて最後にとっておいた。斉藤洋さんの新たなシリーズ。 かつて読んだ『ジーク』(斉藤洋.著)というタイトルのファンタジーを思い出した。関連性はあるのだろうか。物語は始まったばかり…

りぼんちゃん

YA

りぼんちゃん (フレーベル館文学の森) 作者:村上雅郁 フレーベル館 Amazon かわいらしい表紙絵とタイトル。中学年から読めるほのぼの系読み物と思いきや、とんでもなくハードな内容の本だった。 <以下、ネタバレ> 一見和やかに見える学校生活の前半。 主人…

あしたのことば

YA

あしたのことば 作者:森 絵都 小峰書店 Amazon ひさびさの森絵都さん。雰囲気が初期(1990年代)の作品に近い感じがした。時を経ても、その言の葉の音色は変わらない。短編が8作品。どの物語も心に響いた。ひとつひとつの話に違った挿絵がつくのも素敵…

わたし、パリにいったの

わたし、パリにいったの 作者:たかどのほうこ のら書店 Amazon お姉ちゃんのはなちゃんと妹のめめちゃんは、仲良し姉妹。でも家族でパリに旅行したときには、めめちゃんはまだお母さんのお腹の中でした。 知らないはずのパリの思い出をまるで見てきたように…

みんなのためいき図鑑

みんなのためいき図鑑 作者:村上 しいこ 童心社 Amazon 表紙絵の<ためいきこぞう>が、とてもかわいい。本編もほのぼとした読後感がよかった。巻末の「みんなのためいき図鑑」が特に面白かった。一部ではなく全部読んでみたいと思った。

街どろぼう

街どろぼう (福音館の単行本) 作者:junaida 福音館書店 Amazon 初めての作家さん。『泣いた赤鬼』を思い出した。 真実を見出したとき、巨人は友情を手に入れ、赤鬼には手放したことに気づいた。 青を基調にした美しい挿絵。他の作品も読んでみたい。

どっちでもいい子

どっちでもいい子 (おはなしガーデン 57) 作者:かさい まり 岩崎書店 Amazon 主人公は小学四年生のはる。友達から「どっちでもいい子」と呼ばれているのを知り、ひどく傷つく。 無邪気なままで良かった低学年とは違い、四年生ともなってくると、コミュニケー…

たまごのはなし

たまごのはなし 作者:しおたにまみこ ブロンズ新社 Amazon 哲学的に読むか、理屈抜きの喜劇と読むか、読む年齢や人によって感想の振り幅が広くなりそう。私はちょっと怖かった(笑) とにかく卵を見る目が変わりそうなインパクトがある。 あのおしゃれな帽子は…

アーサー王の世界 キャメロットの亡霊

キャメロットの亡霊 (アーサー王の世界) 作者:斉藤 洋 静山社 Amazon 「アーサー王の世界」シリーズ最終巻。このシリーズに出会うまでアーサー王に関してはまったく無知だった。 歯切れの良い文章&展開のおかげで飽くことなく最後まで引き込まれた。 ジョン…

私立五芒高校恋する幽霊部員たち

YA

私立五芒高校 恋する幽霊部員たち 作者:谷口 雅美 講談社 Amazon 高校生のほのぼのとした恋話が数編・・・。小さなピースのように組み合わさって、どこか誰かと繋がり合いながら一枚のパズル(物語)に仕上がっていく。 恋する幽霊部員たち一人ひとりの紹介…

亜の国へ 水と竜の娘たち

亜ノ国ヘ 水と竜の娘たち 作者:柏葉 幸子 KADOKAWA Amazon 柏葉幸子さんの描くところの壮大なファンタジー。 読者対象は一般向けのようだ。児童文学の域では見られなかった設定が新鮮だった。

かげろうのむこうで

かげろうのむこうで: 翔の四季 夏 作者:斉藤 洋 偕成社 Amazon 不思議で少し怖くて切なくて哀しい。 見えること見えないこと。その違いはなんだろう。 『トラウム』ドイツ語で『夢』『幻想』『憧れ』『願望』 <閑話休題> 直前に読んでいた『ボーダレス・ケ…

ボーダレス・ケアラー

ボーダレス・ケアラー: 生きてても、生きてなくてもお世話します 作者:山本悦子 理論社 Amazon 主人公は大学生の海斗。夏休みに認知症の祖母の見守りをすることになる。 いわゆるヤング・ケアラーなのだが、その彼がボーダレス・ケアラーとなって地縛霊を解…