エッセイ
老いとお金 (角川文庫) 作者:群 ようこ KADOKAWA Amazon 群ようこさんのストイックなお金にかかわる人生観 あと5年、10年後にどう変化・進化していくか 期待してみる
ゆうべのヒミツ 作者:室井滋 小学館 Amazon どれも短めのエッセイ。クスッと笑ったり、なるほどと感心したり、しみじみしたり。会話が脚本仕様(?)で読みやすい。長谷川義文さんの装画がとても似合っている。寝る前の読書にちょうどよい加減。
こんにちは! ひとり暮らし 作者:みつはしちかこ 興陽館 Amazon 「小さな恋のものがたり」は従妹のお姉さんが貸してくれてからファンになりました。 その後「ハーイあっこです」ではお姑さんとあっこさんのやりとりが面白くて日曜版が楽しみでした。 エッセイ…
続 窓ぎわのトットちゃん 作者:黒柳徹子 講談社 Amazon 『窓ぎわのトットちゃん』出版から四十年。黒柳さんの戦争体験談が前半、後半はテレビ黎明期の活躍を描く。 詳細な記憶力に感心しつつ、どんなことにも前向きな姿勢に感動した。戦争体験は語り継がねば…
老いとお金 (角川文庫) 作者:群 ようこ KADOKAWA Amazon タイトルからして、なかなかシビアな内容 群さんならではの人間観察眼に感心しつつ、本を閉じる 『身内とのトラブル』『生命保険解約』『人とのつながりを大切にして、物を減らす』 が特に印象に残った…
しんがりで寝ています (集英社単行本) 作者:三浦しをん 集英社 Amazon ユーモアと笑いがたっぷりのエッセイ集。各エッセイには、補足が必要とあらば追記があり、四章の章末には書下ろし。 本編の前後には、まえがきとあとがきに加え、巻末おまけ書下ろし・・…
おいしいアンソロジー 喫茶店~少しだけ、私だけの時間 (だいわ文庫) 作者:阿川佐和子 大和書房 Amazon 寝る前に一読。喫茶店にまつわる古今東西の随筆、あるいはエッセイのアンソロジー。馴染みの作家さんのお名前があるとうれしくなる。収録作品の一覧表に…
記憶の歳時記 作者:村山 由佳 ホーム社 Amazon 一人の女性が歩んできた半生の記憶。過去にあった母娘の葛藤も俯瞰され、抒情的なエッセイになっている。猫ちゃんたちの写真がかわいい。
絵本のまにまに 作者:長野ヒデ子 石風社 Amazon 絵本作家、長野ヒデ子さんのエッセイ。戦後の体験も踏まえたご自身の人生の歩みであり、日本児童文学界の歴史の道程でもある。分厚い本だが、わかりやすい言葉で綴られているので読みやすかった。 名前でしか…
ヒビノカテ まあいいか4 作者:大竹 しのぶ 幻冬舎 Amazon 俳優大竹しのぶさんがエッセイを書いておられたことを初めて知った。しかも四冊目とは。舞台やドラマで観る姿からは想像できない家庭人としてのしのぶさんがいた。ご本人もそのギャップを面白がって…
ベスト・エッセイ2024 光村図書出版 Amazon あらゆるジャンルで活躍されている方々のエッセイ。贅沢な一冊。北大路公子さん、三浦しをんさん、浅田次郎さん、宮辺みゆきさん、群ようこさん、堺雅人さん、松重豊さん・・・他にもたくさんあり過ぎて感想が出て…
大家さんと僕 これから(新潮文庫) 作者:矢部太郎 新潮社 Amazon 素朴な絵と会話だけで読ませてくれる。幸せな出会いと避けがたい運命の終焉。 誰しも<いつか>は訪れてしまうのだ。 世代を越えた友情は、筆者の思いが続く限り、物語となって生き続けるよ…
くもをさがす 作者:西 加奈子 河出書房新社 Amazon カナダでがん治療。医療体制の違いに戸惑いながら、友人たち、医療関係者、家族に支えられ、寛解にたどりつく。そこはグランドフィナーレではなく、新しい困難の始まりでもあった。医療者たちの話し言葉の…
マリコ、アニバーサリー (文春e-book) 作者:林 真理子 文藝春秋 Amazon 改めて林真理子さんの多岐に渡る人脈の広さに感心した。ズバッと世相を斬ってみせるが、過激な言いようでいて、誰も傷つけていない(たぶん)。 タイトル『〇〇〇〇菌の朝』の「親しき…
続 失踪願望。 さらば友よ編 (集英社学芸単行本) 作者:椎名誠 集英社 Amazon 『失踪願望』からの続編。目黒考二氏が亡くなられたことは群ようこさんのエッセイで知った。現在より若い頃の『本の雑誌』のメンバーを懐かしく思い出す。 『パタゴニア』(ご本人…
失踪願望。 コロナふらふら格闘編 作者:椎名 誠 集英社 Amazon ひさしぶりの椎名節と思いきや、こてこての格闘編が控えていた。 webサイト『ウェブマガジン集英社学芸の森』(2021年7月7日~2022年10月12日)より単行本化。日記形式なので読みや…
三谷幸喜のありふれた生活 (18) 時の過ぎゆくままに 作者:三谷 幸喜 朝日新聞出版 Amazon ありふれた生活18巻。2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を話題の中心に、息子さんのこと、ご自身の体調のこと、惜しくも亡くなられた名優・監督・脚本家、…
茶柱の立つところ (文春e-book) 作者:小林 聡美 文藝春秋 Amazon 日常に垣間見る何気ない風景をていねいな筆致ですくいとる。 読んでいてホッと息をつけるようなエッセイ。 茶柱は少々雑で抜けている茶こしの方が立ちやすい、とは言い得て妙。
もりあがれ!タイダーン ヨシタケシンスケ対談集 (MOE BOOKS) 作者:ヨシタケシンスケ 白泉社 Amazon 表紙から裏表紙まで、すみずみヨシタケシンスケさんの世界。 『もりあがれ!タイダーン』の出現によって盛り上がった?対談は多方面に渡る。 本の匠たちの…
小日向でお茶を 作者:中島 京子 主婦の友社 Amazon 中島京子さんのエッセイ(2018.10~2022.9)前半は海外での話題、中盤から後半にかけてはコロナ禍での日常。ほんの数年前のことなのにもうずいぶん月日がたったように思えてしまう。食と健康の話は一貫し…
ベスト・エッセイ2023 作者:角田光代,林真理子,藤沢周,堀江敏幸,町田康,三浦しをん,赤木明登,阿川佐和子,秋田麻早子,浅田次郎,荒俣宏,石田夏穂,磯野真穂,稲垣栄洋,今井真実,上田岳弘,内澤旬子,内田春菊,大辻隆弘,小川哲,奥泉光,鎌田裕樹,川添愛,神林長平,岸…
思い出の屑籠 作者:佐藤愛子 中央公論新社 Amazon 屑籠とは「紙くずなどを捨てるかご」とある。筆者らしい潔いタイトルだが、けっしてそうではないことがわかる。 大正から昭和初め、筆者の幼少期から小学校時代までの思い出、珠玉のエッセイ。 現代において…
忘れないでおくこと 随筆集 あなたの暮らしを教えてください2 (随筆集 あなたの暮らしを教えてください 2) 作者:町田 康,江國香織,酒井駒子,ヤマザキマリ,保阪正康,潮田登久子,関 容子,鴻巣友季子,片岡義男,小池昌代,近田春夫,斎藤明美,半藤一利,岩政伸治,角…
サヨナラどーだ!の雑魚釣り隊 作者:椎名 誠 小学館 Amazon 魚釣りは無知だが、臨場感あふれるエッセイに乗船させてもらって楽しかった。 途中、危うく船酔いしかけましたが(笑) 歓喜あふれる笑顔の集合写真がよかった。 もし海に仙人がいるとしたら、椎名さ…
作家 超サバイバル術! 作者:中山 七里,知念 実希人,葉真中 顕 光文社 Amazon 三人の人気作家さんが真正面から指南する新人作家さんたちへの処世術・・・深い。 書く人ではなくて読む人側でよかった。本を純粋に楽しめるのは幸せと知る。 「創作意欲と自己肯…
天神さんが晴れなら 作者:澤田瞳子 徳間書店 Amazon 澤田瞳子さんのエッセイは初めて読んだ。歴史、食、旅、芸術など、話題は多岐に渡る。京都在住ならではのはんなりとした雰囲気が文章全体に流れている。先輩作家・葉室麟さんへの憧憬『土筆を摘む人』の話…
こんな感じで書いてます 作者:群ようこ 新潮社 Amazon 群ようこさんの作家生活も四十年近くなるそうで、となると群さんのエッセイを好んで読んできた読者(わたし)も筋金入りではあります。 読むことは書くことに繋がる、常に自然体でぶれない群さんの作家…
祖母姫、ロンドンへ行く! 作者:椹野道流 小学館 Amazon 図書館に予約してから数か月。期待に違わず面白かった。 誇り高き祖母(姫)とわたし(秘書?・笑)の五泊七日のロンドン旅行。 エッセイでは、ずいぶん昔の話と書かれている。現在のイギリスと比べる…
いいこと考えた! 美女入門21 (美女入門 21) 作者:林真理子 マガジンハウス Amazon 帯の写真は天日恵美子さんですね。 勤め人になっても美と食の探求は続く。 ヤクルト〇〇〇はよく眠れる・・・とのこと
ほどよく忘れて生きていく 作者:藤井 英子 Amazon 漢方医療と心療内科の組み合わせ。存外、相性が良いと思った。 「ほどよく忘れて生きていく」には、まだまだ私は修行が足りない。 藤井先生はすばらしいお医者さまではあるが、一方で お孫さん(おそらく7…