うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

見知らぬ友

見知らぬ友 (世界傑作童話シリーズ) 作者:マルセロ・ビルマヘール 福音館書店 Amazon アルゼンチンの児童文学作家さん。初めて読む。ふしぎな雰囲気の短編集。 なんだろう?と思いつつ読み進めると、とつぜん、スコンとオチがくる。 オチは、薄い笑いだった…

嘘かまことか

嘘かまことか 作者:平岩 弓枝 文藝春秋 Amazon エッセイではあるが、まるで短編小説集を読んだような満足感。平岩弓枝さんならではの89年間のドラマが詰まっている。 すっかり忘れてしまっていたが、古くからの諺(ことわざ)や先人たちの格言も思い起こせば…

GOTOマリコ

Go To マリコ 作者:林 真理子 発売日: 2021/03/10 メディア: 単行本 コロナ禍でも揺るがないマリコさんの心意気。 ギリギリのところ一直線でハラハラするけれど、なんだかホッとする自分がいる(笑) 巻末の阿川さんとの対談もよかった。

わたしたちの物語のつづき

わたしたちの物語のつづき (読書の時間 6) 作者:濱野京子 発売日: 2021/02/26 メディア: 単行本 物語が本として読者のもとに届くには、書き手はもちろん、いろいろな人たちの協力があって一冊の本へと形作られていく。 主人公・碧衣と作中作の主人公・妖精リ…

青の読み手

青の読み手 作者:小森香折 発売日: 2021/02/10 メディア: 単行本 ひさしぶりに読み応えのあるハイファンタジーに出会った気がする。 主人公ノアの出生や姉と慕うロゼとのなれそめなど、まだ解き明かされてない謎や伏線がたくさんある。続編に期待したい。 ☆…

嘘吹きネットワーク

【小学5-6年生、中学生の読み物】嘘吹きネットワーク (わたしたちの本棚) 作者:久米絵美里 発売日: 2020/12/17 メディア: 単行本 小学校高学年から中学生の読み物、とあるが、ファンタジーにあらず。 啓発っぽい実践に満ちた正義の本であった。 物語が進むに…

ひかりの森のフクロウ

ひかりの森のフクロウ 作者:寿子, 広瀬 発売日: 2020/10/29 メディア: 単行本 広瀬寿子さんの書かれた本は、『まぼろしの忍者』が印象深い。 ひさしぶりに同作者さんの物語を読んだ。 登場人物たちの交わすなにげない言葉のやりとりが、物語の輪郭を自然と浮…

物語のものがたり

物語のものがたり 作者:梨木 香歩 発売日: 2021/03/18 メディア: 単行本 『秘密の花園』読み返したくなった。 ヨークシャーのムアの風景は本当に荒涼として、子供心にも、しみじみとさみしかった。 いろいろなシーンが巧に読み解かれていくごとに、以前の感…

ばあさんは15歳

ばあさんは15歳 (単行本) 作者:阿川 佐和子 発売日: 2021/01/18 メディア: 単行本 おばあさんが15歳になってしまう話なのかな、と思ったら孫娘と一緒に過去にタイムスリップする話だった。ときどき設定に「ん?」と思うところがあったが、理屈抜きで楽しむ…

危ない食卓

アガワ家の危ない食卓 作者:佐和子, 阿川 発売日: 2020/03/25 メディア: 単行本(ソフトカバー) 阿川さんの食に関する流儀に感心したり、驚いたり。 「危ない食卓」とは、なかなか核心をついたタイトルではないかと思いました(笑)

少年と犬

【第163回 直木賞受賞作】少年と犬 (文春e-book) 作者:馳 星周 発売日: 2020/05/15 メディア: Kindle版 一匹オオカミならぬ一匹犬のハードボイルドな一生。 子どもの頃、一緒に過ごした(遊んでくれた)、歴代わんこたちのことを思い出して、最後は涙腺がゆ…

いかがなものか

いかがなものか 作者:群 ようこ 発売日: 2020/03/26 メディア: 単行本 共感したり、よくわからなかったり、感じるところはいろいろだったが 自分とは違った目線で見る世相は楽しめたと思う。

百貨の魔法

百貨の魔法 (ポプラ文庫 む 3-1) 作者:村山 早紀 発売日: 2021/04/07 メディア: 文庫 魔法、妖精、星のきらめき・・・。 流麗な文章がファンタジーの扉へと誘わせてくれる。 昭和な百貨店を巡る、やさしい人々の愛溢れる物語でした。