うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

嘘かまことか

 

 エッセイではあるが、まるで短編小説集を読んだような満足感。平岩弓枝さんならではの89年間のドラマが詰まっている。

すっかり忘れてしまっていたが、古くからの諺(ことわざ)や先人たちの格言も思い起こせば懐かしかった。

『嘘かまことか』。グレーゾーンの曖昧さが、人と人との心の「ゆとり」に繋がっていた時代に思いをはせた。