うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ひまりのすてきな時間割

ひまりのすてき時間割 作者:井嶋敦子 童心社 Amazon 『すてき時間割』自分も(大人ですが)作ってみたくなりました。 元気で前向きなひまりちゃんはもちろん、和子先生、真由ちゃん、深雪先生(笑顔の)など、ひまりちゃんを巡る人たちも魅力的でした。最後…

九十八歳。戦いやまず日は暮れず

九十八歳。戦いやまず日は暮れず 作者:佐藤愛子 小学館 Amazon 価値観、物事のとらえ方、世界観は歴史と共に変遷していくものだと感じた。 佐藤愛子さんの率直なご意見や日々の姿勢は懐かしくもあり、励みにもなる。 最後の最後で断筆宣言をされた。ご自身の…

月夜の森の梟

月夜の森の梟 作者:小池 真理子 朝日新聞出版 Amazon 『かたわれ』という言葉に喪失の重さを感じる。かけがいのない人との永久の別れ。月夜の梟になぞらえながら静かに時だけが進む。ひとりだけではない、悲しみの共有に気づくとき、束の間の安息が訪れる。 …

茨木のり子の献立帖

茨木のり子の献立帖 (コロナ・ブックス 207) 作者:茨木 のり子 平凡社 Amazon 詩人・茨木のり子さんの献立帖と日々の暮らし。 懐かしい昭和の風景と共に、ご夫婦の仲睦まじい様子が心を温かくする。

北条政子

北条政子 (文春文庫) 作者:永井 路子 文藝春秋 Amazon 再読。北条政子という歴史上の人物を母親、妻の視点から描いた長編歴史小説。 前回読んだのは、ずいぶん前だが、とても感動したのは覚えている。 ただ歳月は、受ける印象を大きく変えてしまった。 果た…

わたしの、本のある日々

わたしの、本のある日々 作者:小林 聡美 毎日新聞出版 Amazon サンデー毎日に連載された本の書評をまとめた一冊。 小林聡美さんの日常エッセイとしても読める。 紹介される本は未読のものが多かったが、 読んだことのあるタイトルを見つけると、なんだかうれ…

炎環

炎環 作者:永井路子 文藝春秋 Amazon 2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が始まる前に再読して予習する。 時代は、貴族社会から武家社会への転換期。 複雑になってしまう歴史的な出来事を登場人物に光を当てわかりやすく物語る。 もうずいぶん以前に読…

お天気屋と封印屋 ~十年屋と魔法街の住人たち・3~

十年屋と魔法街の住人たち3 お天気屋と封印屋 十年屋シリーズ 特別編 作者:廣嶋玲子 静山社 Amazon 十年屋と魔法街の住人たちの話・第3弾。今回は封印屋のポーさんから、お天気屋のビビにお茶会のお誘いです。おやつのチーズクッキーとタルトは、十年屋のカ…

ねこと王さま しごとをさがす

ねこと王さま しごとをさがす (児童書) 作者:ニック・シャラット 徳間書店 Amazon シンプルだが、実は緻密なさし絵。 ほのぼのとした文章。 好みだ。 作者さん、きっと楽しんで描いている&書いている、よね。 <ゆかい>が伝わって来るもの。 巻末にジンジ…

スウィートホーム わたしのおうち

スウィートホーム わたしのおうち 作者:花里 真希 講談社 Amazon 主人公の千沙は自分の心にまっすぐ。はっきりとした言動で誤解されることも多いが、応援したくなる女の子だ。家庭や学校のごたごたも、客観視できる精神力がある。あーにゃや小林君、という友…