うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

北条政子

 

再読。北条政子という歴史上の人物を母親、妻の視点から描いた長編歴史小説

前回読んだのは、ずいぶん前だが、とても感動したのは覚えている。

 

ただ歳月は、受ける印象を大きく変えてしまった。

果たして北条政子はこの物語のように、ただ時代に翻弄され、多くの愛する人々をうしなった薄幸で健気な<女性>だったのか。

本当は、弟の義時らをまとめ稀なるリーダーシップを持って、混乱の時代を冷静沈着に行動し、武家政権を守った人物なのではないか、と思った。

今回の大河ドラマでは、そんな北条政子を観てみたい。