うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 官兵衛、駆ける。

官兵衛、駆ける。

官兵衛、駆ける。

信長・秀吉・家康に重用され、生涯の戦で一度も負けなかった黒田官兵衛。天下一の軍師と呼ばれた官兵衛の戦略は「戦わずして勝つ」(表紙文より)
2014年のNHK大河ドラマは『黒田官兵衛』。その官兵衛を児童文学作家の吉橋通夫さんが、どう描いているか興味があった。
物語は官兵衛が八歳から二十四歳までを中心に展開する。
親友の千次、妹の春など、テレビとは違った登場人物が、児童文学、YAというジャンルの主軸にふさわしく脇を固める。時代小説の力量が伝わってくる一冊。
次回はぜひ、児童文学の枠を飛び越えた歴史時代小説を読んでみたい。