うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

女二人のニューギニア

女二人のニューギニア (河出文庫 あ 35-4) 作者:有吉 佐和子 河出書房新社 Amazon 再読なのだが詳細はほぼおぼえていなかった。まるで初読みのように楽しめた。とぼけた感じのユーモラスな挿絵もそのままでうれしかった。現代のヨリアピはどうなっているのか…

バンピー

バンピー 作者:いとうみく 静山社 Amazon 軽快な会話と文の歯切れの良さが、シビアな展開を明るい雰囲気に保っている。複雑な大人の問題が絡んでくるあたりから、兄妹の絆部分が少しかすんできたのが惜しい。父親は最後まで姿を現さなかった。続編があるのな…

ガリバーのむすこ

ガリバーのむすこ 作者:マイケル・モーパーゴ 小学館 Amazon ガリバー旅行記を土台にしたファンタジー。テーマは現代にある。 児童文学から描くヒューマンな物語。

未曾有の出来事 ~三谷幸喜のありふれた生活17~

三谷幸喜のありふれた生活 (17)『未曾有の出来事』 作者:三谷 幸喜 朝日新聞出版 Amazon 2019年2月~2020年9月まで朝日新聞掲載のエッセイ№17。映画・ドラマ・舞台にと今回も幅広い話題が満載。ときどき息子さんのエピソードも加わり微笑ましい。コロナ禍で…

こえてくるものたち 翔の四季 冬

こえてくる者たち 翔の四季 冬 作者:斉藤 洋,いとう あつき 講談社 Amazon 翔の四季冬編。不思議でちょっとゾクッとする展開はいつも通り。今回はかまいたちが登場。夏、秋編よりユーモアが加増したかなと感じた。 ネタバレ注意↓ 翔(音が時間差で聞こえる能…

奉還町ラプソディ

奉還町ラプソディ 作者:村中 李衣 ビーエル出版 Amazon 昭和の香りがする奉還町商店街。そこに住む人々(おもに高齢者)の姿が生き生きと、ときに詩的に描かれる。 現実と淡いの境界線におおらかで温もりのある暮らしが浮かんでくる。主人公のさとるとあつし…

実家じまい終わらせました!

実家じまい終わらせました!大赤字を出した私が専門家とたどり着いた家とお墓のしまい方 作者:松本明子 祥伝社 Amazon 元気なうちに身辺を整えておかなくてはと思った。 松本さんご自身の体験談から始まって、各専門分野の方々との対談、章ごとのまとめなど…

神隠しの教室 (再読)

神隠しの教室 (単行本図書) 作者:山本 悦子 童心社 Amazon 再読は基本アップしないのですが今回は例外として(^^♪ 2017年に初読み。前回の感想にも書いたのですが、活字が小さく分厚い本なのに、あっという間に読まされてしまう。物語力が深く強いのです。 登…