うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

未曾有の出来事 ~三谷幸喜のありふれた生活17~

 

2019年2月~2020年9月まで朝日新聞掲載のエッセイ№17。映画・ドラマ・舞台にと今回も幅広い話題が満載。ときどき息子さんのエピソードも加わり微笑ましい。コロナ禍で先の見えない日々が続いていたとき、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は台本を書き始めた頃だったのだな。当時の演劇界の人たちの苦労もひしひしと伝わってきた。

最後の特別寄稿小説『一瞬の過ち』はとても面白かった。犯人が三谷幸喜さん、殺されるのが大泉妙(笑)さん、そこに古畑任三郎が登場し、事件を解決するのだから。

和田誠さんの挿画とヨシタケシンスケさんの装画がすばらしい。三谷幸喜さんの著作ならではと思う。なんとぜいたくなことでしょう。

絶賛されていたドラえもん『第0巻』はぜひ読みたいと思う。