- 作者: 三谷幸喜
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2014/04/08
- メディア: 単行本
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膨大な仕事量をなげき、時間の足らなさをなげいていても、少しもイヤそうじゃない。むしろ、難題・難関であるほうが楽しそうに見えてしまう。ご本人もそこは自覚されているらしく、本文にも同じようなことが書かれてあった。
自分の大好きなことを生業とし、やりがいを持って取り組める環境、ネットワークを持ち、世間的な評価も得ている。なんという幸せ。
そしてその生活の(決してありふれてない)一部をおすそ分けして読ませてもらえる読者の喜びもある。。。なんて、つらつらと考えた。
で、今巻の感想。
去りゆくもの、新たに訪れるもの。人生の別れと出会いが、一度に来たような今回は怒涛の巻だった。
とびの死と向かい合う最後の日々は胸に迫った。もらい泣きしそうになった。
寂しくはなったが、新しい家族が増えた分、次回「ありふれた生活」を楽しみにしたい。