うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

戦国姫 ~徳川家康と愛しき姫君たち~

戦国姫 徳川家康と愛しき姫君たち 江姫、東福門院和子 ほか (集英社みらい文庫) 作者:藤咲 あゆな 集英社 Amazon 『戦国姫 徳川家康と運命の姫君たち』からの二巻目『愛しき姫君たち』。 豊富な資料と文献によって描かれた歴史物語であるのに、とてもわかり…

戦国姫 ~徳川家康と運命の姫君たち~

戦国姫 徳川家康と運命の姫君たち 於大の方、瀬名姫 ほか (集英社みらい文庫) 作者:藤咲 あゆな,マルイノ 集英社 Amazon 今年のNHK大河『どうする家康』。その時代に生きた女性(おもに姫君たち)のことを知りたくなって手に取った。通説であると断った上で…

明日も一日きみを見てる

明日も一日きみを見てる 作者:角田 光代 KADOKAWA Amazon じつは猫が苦手である。にもかかわらず、猫が好きな作家さんのエッセイは大好きなのです。トトと家の人と私の変わらない日々がこれからも長く続きますように(そして読めますように)と思う。

芦屋山の手お道具迎賓館

芦屋山手 お道具迎賓館 作者:高殿 円 淡交社 Amazon お茶の素養がないので深くは知りえなかったが、擬人化されたお道具さんたちとの歴史探訪はどこかわくわくした。最後に、ほうっかむりさんのアウェイ感がみんなの危機を救うことになる顛末が頼もしく面白か…

よるのあいだに・・・

よるのあいだに… 作者:ポリー・フェイバー ビーエル出版 Amazon 昼夜問わず働いている人たちに、エールと感謝の気持ちを伝えたくなる。世界は名もなき人々が支え合ってゆっくり動いているんだと思う。平和という礎を持って・・・。青を基調とした挿絵が秀逸。…

バナナケーキの幸福 ~アカナナ洋菓子店のほろ苦レシピ~

バナナケーキの幸福 アカナナ洋菓子店のほろ苦レシピ (PHP文芸文庫) 作者:山口 恵以子 PHP研究所 Amazon 本を読んで幸せな気持ちになれる。心が温まる。美味しいパウンドケーキを食べたときのように・・・。やっぱり食べ物系の小説はこうでなくっちゃ(笑) 巻…

おいしいごはんが食べられますように

おいしいごはんが食べられますように 作者:高瀬隼子 講談社 Amazon おいしそうな食べ物や手作りのお菓子などを、人間の心のことさら黒い部分を掘り起こし、もったいないほどまずくしてしまう。食べ物を媒介して得る幸福感にあえて挑戦したような作品。最後ま…

ヌラリヒョン・パパにまかせなさい! ~ねらわれた宝もの~

ねらわれた宝もの (ヌラリヒョンパパにまかせなさい!) 作者:富安陽子 理論社 Amazon 『妖怪一家九十九さんシリーズ』から比べると、ヌラリヒョン・パパは親しみやすいキャラになった気がする。さすが妖怪初・ドロロン村役場の職員さんです。 村にやってきた…

森のちいさな三姉妹

森のちいさな三姉妹: 森ネコさんのおかしをどうぞ (ジュニア文学館) 作者:楠 章子 Gakken Amazon 『楠章子と井田千秋のお話シリーズ』二冊目。『へんくつさんのお茶会』が楽しかったので図書館で借りた。飼い猫だったミルキーが<森ネコ>と改名して森の仲間…

60代、かろやかに暮らす

60代、かろやかに暮らす (単行本) 作者:岸本 葉子 中央公論新社 Amazon 2021年~2022年にかけて掲載された(おもに日経新聞)エッセイ。どれも短めで身近な話題が多いので気楽に読めた。 なかでも、筆者のぬか床に対する愛?は微笑ましく、うらや…

キュリオと月の女王

キュリオと月の女王 (わくわくライブラリー) 作者:斉藤 洋,ももろ 講談社 Amazon 想像の翼がどんどん広がる。どこまで飛んでいくのか(笑) でもそこが面白い。 面倒見の良いベベと知りたがり屋のキュリオの凸凹コンビ。 次巻はあるのかな?また読んでみたい。

パフィン島の灯台守

パフィン島の灯台守 作者:マイケル・モーパーゴ 評論社 Amazon 読後、温かでやさしい気持ちに包まれる。ひとりの寡黙な灯台守と少年との出会い、成長の軌跡。戦争を通して物語は架橋に入る。ケガを治してもらったパフィンが再び島に帰還するとき、平和と幸せ…

機械仕掛けの太陽

機械仕掛けの太陽 (文春e-book) 作者:知念 実希人 文藝春秋 Amazon コロナが五類相当になった。まだ安心には時が必要な気がするけれど、ひとつの区切りではあるのかな。あれから三年余の月日が流れたのだと感慨深い。 最前線に立った医療従事者のみなさまに…

あした、弁当を作る。

YA

あした、弁当を作る。 作者:ひこ・田中 講談社 Amazon 良妻賢母、亭主関白のフレーズが思い浮かぶ。昭和だ。 日下部龍樹(中学一年生)の両親は、推定年齢から、たぶん二世代くらい前の信条を何故だか頑なに持っている。ただし表層部分だけだが。実際、昭和…

ロボットは泣くのか?

おはなしサイエンス AI(人工知能) ロボットは泣くのか? 作者:佐藤 まどか,酒井 以 講談社 Amazon 科学の革新はどの時代にもあった。逆行できない。進むしかないなら、より幸せに繋がるようみんなで知恵を出し合うしかないのかも。未来の住人・子供たちの感想…