うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

神隠しの教室 (再読)

 

再読は基本アップしないのですが今回は例外として(^^♪

2017年に初読み。前回の感想にも書いたのですが、活字が小さく分厚い本なのに、あっという間に読まされてしまう。物語力が深く強いのです。

登場人物一人ひとりの日常というか事情が(とても辛いのですが)しっかりと描かれているからだと思いました。会話だけでも、この言葉は誰が発したかがわかるくらい。前後編になるかもしれませんが、文庫化されたらいいのになあと思います。子供から大人まで勧めたい本です。

 

<ちなみに前回の感想>

素朴で温かみのある表紙から、想像のつかない展開。
はらはら、どきどきしながら、最後まで読む手を止められなかった。
本は分厚く、字も小さいから(行間はゆとりがある)子どもたちが率先して手に取りにくい本かもしれない。でも、読んでもらいたい、と思った。大人も子供も。
児童書が一般小説と違うところ(違ってほしいところ)は、大抵終わりは、ホッとする結末になることだ。この本も、人が人を信じることで終わる。 本当に感動した。