うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

思い出の屑籠

 

屑籠とは「紙くずなどを捨てるかご」とある。筆者らしい潔いタイトルだが、けっしてそうではないことがわかる。

大正から昭和初め、筆者の幼少期から小学校時代までの思い出、珠玉のエッセイ。

現代において、この時代を活字に表すことができる稀有な作家さんだと思う。