うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

エッセイ

70歳が老化の分かれ道

70歳が老化の分かれ道 (詩想社新書) 作者:和田秀樹 詩想社 Amazon なるほど、と感心したり、う~ん、と少し首をかしげてしまったり。 どちらにしても高齢者を長年診てきたお医者様の言葉は含蓄があって面白かった。 セロトニン大事!

JK、インドで常識ぶっ壊される

JK、インドで常識ぶっ壊される 作者:熊谷はるか 河出書房新社 Amazon Jk(女子高校生のことらしい)が見たインド。 瑞々しい感性と実直な文章に好感がもてた。 楽しく面白いだけのエッセイではなく、第四章、第五章では深く考えさせられた。

そして誰もゆとらなくなった

そして誰もゆとらなくなった (文春e-book) 作者:朝井 リョウ 文藝春秋 Amazon ゆとり三部作完結編。読んでいる間、かなりの頻度で笑っていたが (もちろん一人のときに!) 一番笑ったのが、「ホールケーキの乱」の神との対話だった・・・。 自虐的ではある…

カニカマ人生論

カニカマ人生論 (幻冬舎単行本) 作者:清水ミチコ 幻冬舎 Amazon カニカマはすでにカニの模倣(物まね)ではなく、ひとつの魅力的な食品である、と個人的には思っている。清水ミチコさんも然り。 卓越した語り口と半端ではない歌唱力は、すでに<清水ミチコ>…

90歳になっても、楽しく生きる

90歳になっても、楽しく生きる 作者:樋口 恵子 大和書房 Amazon 90歳代へのアプローチ。 豊富な体験談にユーモアを交え読みやすかった。 まだ先の話ではあるが、( ..)φメモメモ 背筋をピンと伸ばす・階段を昇降するときは一点集中 おしゃれとは「元気」を…

あした何着よう

あした何着よう 美女入門20 (美女入門 20) 作者:林真理子 マガジンハウス Amazon 今回もぶれない林真理子氏。高齢者向け啓発本があふれるこのご時世にただひたすら美と食を追求する姿がまぶしい(皮肉ではありません・笑) 元気のない大人たちを元気にしてく…

十二国記 30周年記念ガイドブック

「十二国記」30周年記念ガイドブック 新潮社 Amazon まだPCが家になかった頃の読書記録ノートによると、十二国記の初読みは、今から27年前1995年『風の海 迷宮の岸』からとなっている。シリーズ2作目からだったのか。すっかり忘れていた。 その後い…

親が子どもになるころに

親が子どもになるころに: てんてん、介護問題に直面す 作者:細川 貂々 創元社 Amazon ほのぼのとした漫画で描かれているので切実な場面もやんわり包んでくれる。 介護施設の選び方など具体的な対策がわかりやすい。 親として子どもとして老いの準備を整えて…

とあるひととき

とあるひととき: 作家の朝、夕暮れ、午後十一時 平凡社 Amazon 作家の朝、夕暮れ、午後十一時とテーマを三つに分けて、14人の作家さんたちがそれぞれの自分時間(ひととき)を徒然に語る。 共感したり、気づかされたり、意外だったり。小説外での素顔が垣…

今日は、これをしました

今日は、これをしました (集英社ノンフィクション) 作者:群ようこ 集英社 Amazon 群ようこさんの生活はコロナ禍でもぶれない。 愛猫しいちゃんとの別れから引っ越しまでのこと。 半径500メートルの生活も研ぎ澄まされてきた感がする。 今日という一日を大…

ほんとうに70代はおもしろい

ほんとうに70代は面白い (だいわ文庫) 作者:桐島 洋子 大和書房 Amazon かつて出版された2冊のエッセイ本『ほんとうに70代はおもしろい』『聡明な女は愉しく老いる』を再構成、編集し文庫化したもの。 ふむふむ。

カムカムマリコ

カムカムマリコ (文春e-book) 作者:林 真理子 文藝春秋 Amazon コロナ禍での東京オリンピック。無事に終わって本当によかった。昨年のことなのに、なつかしく思ってしまう。変わらないのはマリコさんのスピリッツ。あくなき好奇心と探求心は敬服にあたいする…

60歳、女ひとり、疲れないごはん

60歳 女ひとり、疲れないごはん (幻冬舎文庫) 作者:銀色夏生 幻冬舎 Amazon 自分の分だけだと毎日料理するのが億劫になりそうだが、筆者は「ひとり分のごはん作り」を大いに楽しんでいる。肩の力が抜けた自由気ままな時間がいい。 料理のレシピはついてない…

ないものねだるな

ないものねだるな (単行本) 作者:阿川 佐和子 中央公論新社 Amazon 少し強めのタイトルですが、内容は至極穏やかです。 コロナ禍での日々。お仕事関係の変化。過去の失敗談を交えながらユーモアもたっぷりと・・・は、いつもの通り。 最愛のお母さまが亡くな…

モヤモヤするけどスッキリ暮らす

モヤモヤするけどスッキリ暮らす (単行本) 作者:岸本 葉子 中央公論新社 Amazon モヤモヤを抱えたまま、すっきり暮らすにはどうしたらよいのか。日常生活のヒントというよりは、そうかもしれないね、という共感かな。さらっと読了。 じつは今回、文章を途中…

キャンプ日和

キャンプ日和: アウトドアと文藝 作者:小島烏水,田部重治,河東碧梧桐 河出書房新社 Amazon 明治から令和まで時空を越えたアウトドア文藝。 登山家・作家・詩人など多岐に渡るプロフェッショナルな方々のエッセイ、随筆、紀行文、あるいは小説を集めた一冊。 …

愛子の格言

愛子の格言-新装版 (単行本) 作者:佐藤 愛子 中央公論新社 Amazon 過去に出版されたエッセイの新装版。ご自身の作品を古漬けと呼ばれているが、古漬けだからこそ、深い味わいがあるというもの。昭和の荒波をさっそうと歩んでこられた。凛とした文章が心地よ…

遠慮深いうたた寝

遠慮深いうたた寝 作者:小川洋子 河出書房新社 Amazon 日常生活と共にあるのは、言の葉のワンダーランド。 エッセイですが、小説を読んでいるようでもありました。 想像力のパワーにひきこまれます。

真夏の刺身弁当

真夏の刺身弁当 旅は道連れ世は情け (わたしの旅ブックス 30) 作者:沢野 ひとし 産業編集センター Amazon 登山や旅行にまつわるエッセイ。高校生時代からコロナ禍の現在まで、全4章とコラム4pでの構成。いい感じで力の抜けたイラストとけっこうハードな体…

九十八歳。戦いやまず日は暮れず

九十八歳。戦いやまず日は暮れず 作者:佐藤愛子 小学館 Amazon 価値観、物事のとらえ方、世界観は歴史と共に変遷していくものだと感じた。 佐藤愛子さんの率直なご意見や日々の姿勢は懐かしくもあり、励みにもなる。 最後の最後で断筆宣言をされた。ご自身の…

月夜の森の梟

月夜の森の梟 作者:小池 真理子 朝日新聞出版 Amazon 『かたわれ』という言葉に喪失の重さを感じる。かけがいのない人との永久の別れ。月夜の梟になぞらえながら静かに時だけが進む。ひとりだけではない、悲しみの共有に気づくとき、束の間の安息が訪れる。 …

茨木のり子の献立帖

茨木のり子の献立帖 (コロナ・ブックス 207) 作者:茨木 のり子 平凡社 Amazon 詩人・茨木のり子さんの献立帖と日々の暮らし。 懐かしい昭和の風景と共に、ご夫婦の仲睦まじい様子が心を温かくする。

わたしの、本のある日々

わたしの、本のある日々 作者:小林 聡美 毎日新聞出版 Amazon サンデー毎日に連載された本の書評をまとめた一冊。 小林聡美さんの日常エッセイとしても読める。 紹介される本は未読のものが多かったが、 読んだことのあるタイトルを見つけると、なんだかうれ…

家族のようなあなたへ

家族のようなあなたへ―橋田壽賀子さんと歩んだ60年 作者:石井 ふく子 世界文化社 Amazon 石井ふく子さんと橋田寿賀子さんの六十年におよぶ友情の軌跡。 懐かしいテレビドラマのタイトルもたくさんあった。 お二人のご活躍と共に日本の放送界の隆盛が垣間見え…

美女の魔界退治

美女の魔界退治 作者:林真理子 マガジンハウス Amazon コロナ禍での美女シリーズ。話題はファッション、ダイエット、買い物etc.に加え、ステイホームの前向きな過ごし方、家庭料理にじっくり取り組む姿も。 変わらないマリコさんにリスペクト。元気をもらえ…

命とられるわけじゃない

命とられるわけじゃない 作者:村山 由佳 ホーム社 Amazon 愛猫「もみじ」への哀惜あふれるエッセイ。 運命の出会いのような「お絹」との新生活に希望の灯がともる。 それにしても7匹の猫との生活。 愛情プラス、体力と覚悟がいりそう。

母 作者:青木さやか 中央公論新社 Amazon 26才から現在まで、自己肯定感を得るまでの軌跡。 実母との確執については理解するにはいたらなかったが、切実なものであるのは巧みな文章から伝わってきた。最後は和やかであった別れに、よかったと思った。

ふつうでない時をふつうに生きる

ふつうでない時をふつうに生きる (単行本) 作者:岸本 葉子 中央公論新社 Amazon 「ふつう」でないと時が長引いてくると、なにが「ふつう」であったか忘れてしまいそうになる。岸本葉子さんの短めのエッセイ集。表紙画のように、ふと花を見つけることのようだ…

老いること暮らすこと

老いること暮らすこと (講談社文庫) 作者:平岩弓枝 講談社 Amazon ↑上記の文庫版ではなく、埼玉福祉会から出版された本の方を読んだ。 二十年前のエッセイなのだが、身につまされるものは変わらない。 現在の平岩弓枝さんのエッセイも読んでみたいと思った。

クヌギ林の妖怪たち

クヌギ林の妖怪たち ー童話作家・富安陽子の世界ー 作者:斉藤 洋 講談社 Amazon 斎藤洋さんが読み解く『クヌギ林のザワザワ荘』(富安陽子・著)。 深い洞察に感心しつつ、まだこの本は未読だったことに気づく。なんということでしょう! 今度ぜひ読んでみた…