2021-07-13 ヴォドニークの水の館 絵本 ヴォドニークの水の館 作者:まきあつこ ビーエル出版 Amazon チェコの昔話。川には水の世界があって、そこにはヴォドニークという主が住んでいるという。日本の河童に比べると、チェコの水妖は寛容で尊大な気がする。 人から奪うものは魂。対して河童は尻子玉。違いが面白い。 水の世界を描くイラストが秀逸。
2021-07-13 そのときがくるくる 絵本 そのときがくるくる (わくわくえどうわ) 作者:すずきみえ 文研出版 Amazon 子供の頃は好き嫌いが多い。 「今はキライで食べられなくても、いつかきっと食べられるときがくる」 子供にも大人にもやさしいメッセージ。 「〇〇すべき」にワンクッション置くことも大切だな。
2021-07-09 小福ときどき災難 エッセイ 小福ときどき災難 作者:群 ようこ 集英社 Amazon 『午前零時の玄米パン』の頃から親しんでいる群ようこさんのエッセイ。 何気ない日常を面白おかしく、ときには毅然とすくいあげる筆致に変わりない。 長年一緒に暮らされていた愛猫さんとの別れ。 室内に花をたやさないようにする新しい習慣。 『半径500メートルの日常』の中に小福はある
2021-07-04 クルミ先生とまちがえたくないわたし 児童書・児童文学 クルミ先生とまちがえたくないわたし: 藤島クリニック再生計画 (ポプラ物語館 84) 作者:令丈 ヒロ子 ポプラ社 Amazon 大人でお医者さまのクルミ先生と対等に渡り合う主人公・基季。 基季は五年生だけど家を切り盛りするしっかり者。むしろ、大人のクルミ先生の方が、大人げなかったりする。 この凸凹コンビがぶつかり合いながらも、最後は力を合わせ医院再生にがんばる過程が面白かった。
2021-07-01 言えないコトバ エッセイ 言えないコトバ (集英社文庫) 作者:益田 ミリ 集英社 Amazon 2009年8月に刊行されたものを加筆・修正し、新たに5編を追加して収録したものだそうです。第16刷とは! 多くの人たちに読まれてきたのね。 内容はというと、共感したり、逆にそうかなあ?と思ったり・・・。 でも文章の合間の四コマ漫画がほのぼのと面白くて、さくっと読めました。 「最近、どうですか、お忙しいですか?」と聞かれたら、どうこたえるか。 「まあ、ボチボチですわ」