うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 木暮荘物語

木暮荘物語

木暮荘物語

しをんさんの文章はますます洗練されてきているのではないかと思う。途中何度も噴き出して家人に怪しがられた。悲喜劇の底に漂うシニカルな泣き笑いがなんとも切ない雰囲気を醸し出している。所詮、物語は読者にとって快楽の時に過ぎないのだ。