- 作者: 木内昇
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2008/09/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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読書の時間が切れ切れな上、記憶力のなさが加わって、短編連作なのに、どこがどうつながっているか考え込むことしばし。
結局、顛末はあやふやなまま、つかみどころのない雲のような不思議のみが心に取り残されてしまう。といっても、それは決して不快な物ではなく、むしろ、もう一度読み返してみたくなるという余韻の塊であり、薄まりつつある記憶の檻の底にひっそり漂っているのである。(←木内昇風に述べてみました・笑)