うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 消えた白ギツネを追え

消えた白ギツネを追え (シノダ!)

消えた白ギツネを追え (シノダ!)

「人間のパパとキツネのママ、そしてキツネ一族から特別な力をうけついだユイ、タクミ、モエの三人の子どもたち。そんな信田家に、ある日、お客さまが来ることになった。九尾夫人という、とても由緒ある血統の高貴なキツネらしい<中略>いったいなんのために、この町にやってくるのか?」(表紙文より)
おたずねもの(?)の白ギツネは、カバンで異次元の世界に飛ぶという・・・。
ふと思い出したのは、子どもの頃見ていたアメリカのアニメ『飛び出せフィリックスくん』(うろ覚えですが)。確か、主人公は黒猫だったと思う。いつも黄色いカバンを所持しているのだが、そのカバンは、なんにでもなる(階段にだってなる)不思議なカバンだった。そんなことを思い出した。
今回はユイとタクミが主役。毎度お騒がせなおじさんは現れないが、事件の張本人でもある。九尾夫人と追われる白ギツネとの対決が迫力があって面白かった。