うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

彼の名はウォルター

 

物語と作中作の同時進行によって解かれていく屋敷の秘密。

複雑に絡み合った構成が秀逸だった。

コリンとタラが本のページをめくるたび自分も彼らと一緒に同じ本を読んでいるような臨場感があった。

ホラー、ファンタジー、ミステリー、名誉回復のためのドキュメンタリー? 

個性の違う4人の子供たちそれぞれ受け止め方が違うようにジャンルをひとくくりにできない。特にラスト、真実に向かって様々な謎がパズルのように組み合わさっていく過程がすばらしかった。