2023-12-16 老害の人 一般小説 老害の人 作者:内館牧子 講談社 Amazon 『老害』とは手厳しい。苦笑しつつ、世話になった諸先輩たちには申し訳ないと思う。誰も行きつく先はわからないのだから。コロナ禍の後期高齢者たちが試行錯誤や挫折を繰り返し、やがて自分たちの居場所(利他)を見つける展開。 以下、ネタバレ↓ 桃子さんの扱いが唐突で軽い気がした。ストーリー上、必要なエピソードではあるのだが、もう少し(架空の人であっても)ていねいに終焉の前後を描いて欲しかった。