うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 ぼくは落ち着きがない

ぼくは落ち着きがない

ぼくは落ち着きがない

読解力不足から最初、主人公望美が男か女か迷った。友人の頼子に対する観察眼が、どうも男性の視点に思えて。そしたら作者は男性だった(『ダヴィンチ8月号』に写真が載っていた)。ときどき作家さんの性別がわからなくなる。

帯に「文科系部室小説」とあった。「学園ホームドラマ」だとも思う。
ナス先輩のキャラと彼の書いた作中小説「横たわった世界」がおもしろかった。
あと図書室イメージのイラストがすてきだった。西部劇みたいな両開きの扉は、中学校の図書室にあった。なつかしい。
映画化された『ジャージの二人』、児童文学に近いと評価されていた『猛スピードで母は』もいつか読んでみたいと思う。