うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 ぼくとルークの一週間と一日

ぼくとルークの一週間と一日 (創元ブックランド)

ぼくとルークの一週間と一日 (創元ブックランド)

D.J.ジョーンズさんの初期の作品。出版社の方も、いろいろ発掘されています。初期だけあって近年のハチャメチャさはあまりありませんが、いじわるな親戚とか、イタズラ好きの少年とか、わがままな神様とか、片鱗はそこここに見られます。
惜しむらくは、<クリケット>の競技に馴染みがなかったのと、<北欧神話>にまったく疎かったせいで、本文のほとんどを読み過ごしてしまったこと。訳者の方のあとがきで、ようやく、ストンと腑に落ちました。ああ、この下地があれば、もっと楽しめたものを。今さらながら、イギリスの文学と歴史を勉強してみたくなる。もちろん、記憶と気力がついてきませんから、夢なのです。