翼の帰る処２ 下

翼の帰る処〈2〉鏡の中の空〈下〉 (幻狼ファンタジアノベルス)

「翼の帰る処」前後編で完結するのかと、勘違いしてました。シリーズの一巻が上下巻二冊に分冊されているということなのですね（←遅い）。まだまだ物語は続く、、、のでした。うれしいよう。
こうなると美麗なイラスト付きノベルもステキだけど、外国ファンタジーのような装丁のハードカバーで、上下二段の活字がびっしり的な本になって欲しいなあと、思ったりします。読者の層が広がりそう。
「・・・国のなすべきことは、なにより弱者を救うことなのです・・・」
（ヤエトが王に対して放ったセリフ。本文より）
某国の政治家のみなさまに聞かせたいお言葉です。
「世界を作るのは作者の特権、作られた世界へ旅立つことは読者の特権」
読書家である作者の含蓄のあるあとがきの一文です。