うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 落窪物語

落窪物語 (21世紀版少年少女古典文学館 第3巻)

落窪物語 (21世紀版少年少女古典文学館 第3巻)

監修:司馬遼太郎田辺聖子井上ひさし
作家:氷室冴子
1993年に出版されたシリーズを、21世紀版として再構成、出版されたものらしい。
本文中のコラム欄が古典の豆百科事典(図やイラスト付き)になっていて、とてもわかりやすかった(個人的には、コラムの位置が本文の下であったら、なお良かったのだけれど)氷室冴子さんのあとがきに共感をおぼえつつつ、もうこの書き手さんの新作は読めないのだなあとさみしく思う。
氷室さん解釈『落窪姫』の楽天性と庶民性は、古典のイメージを身近に感じさせてくれた。全巻編成の豪華執筆陣。今後も、楽しみなシリーズとなりそうだ。