うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 送り人の娘

送り人の娘 (カドカワ銀のさじシリーズ)

送り人の娘 (カドカワ銀のさじシリーズ)

人間の魂が行き交う光と闇の世界。筆力のある物語に圧倒された。臨場感溢れる描写は、ファンタジーであることを忘れそうになる。細部が緻密に描かれているわりに、エピソードの平坦さが気になった。既存の和製ファンタジーから予測できない、この作家さんならではの個性が際立つ展開を、次回は読みたいと思う。