うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 つづきの図書館

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本の登場人物が、その本の読者の「つづき」(その後)が知りたくて、本から飛び出してくるという物語。主人公の桃さんは、なんと40代という児童書(?)では異色の年代(『精霊の守り人』のバルサより上ですね)子供から大人までが楽しめる本だと思います。伏線がたくさん張られていて、最後にいっきに種明かしされるときは、うるるると涙腺がゆるみっぱなしでした。温かくてユーモアがあって謎と涙のエッセンスが加わった、とてもすてきなファンタジーでした。
わたしの「つづき」が知りたいと思ってくれる登場人物を想像(妄想?・笑)してみました。幼い頃何度も読み返した『小公子』のセドリックや『赤毛のアン』のアン・シャーリーだったら、うれしいな(*^_^*)