- 作者: 室井滋
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/03
- メディア: 単行本
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先に読んだ「白饅頭」は、自分自身や富山のことが中心だった。本書は行く先々で出くわしたことや事件のことなどおもに外に向かったエッセイを集めたという。
「怖」「臭ッ」「情」「獣」「驚」のユニークなタイトルで5章。よくこれだけ、いろいろな事件に巻き込まれるものだなあ、と感心しきりだった。それにしても室井さんはとてもお話上手。「怖」はマジで怖かった(>_<)
文字通り<すっぴん>の日常と飾り気のない文章で、おもしろおかしく読ませてもらった。巻末の宮部みゆきさんとの対談が、紅白あわせて二度読めるのもうれしい。