うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 狛犬「あ」の話

狛犬「あ」の話 (文学の扉)

狛犬「あ」の話 (文学の扉)

数ページ読んで前作があることに気付く。迷ったけど、そのまま読了。
母から娘への思い、娘から母への思い。小学五年生の瞳子が祖母の家でみた夢は・・・。
赤ちゃんを置いていくしかなかった母親の辛さ、その母親の気持ちを理解しようとする娘の心の葛藤を描く。
こうして文章にすると、中学年向けとは思えない深読みの必要な内容なのだけれど。
今後、長編になりえる物語ではないかと思う。
前作の「花守の話」も読んでみたい。