うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 ちょちょら

ちょちょら

ちょちょら

「戦場は江戸城に高級料亭、飲んで、踊って、付け届け、接待こそが留守居役の職分!?武士の仕事も楽じゃない」<帯文より>
江戸留守居役。テレビの時代劇ではよくきく名前だが、実際どのようなお役目かは知らなかった。なかなか骨の折れる重大なポジションだったようだ。
新之介が自刃した兄の謎を解いていくミステリー時代小説と思っていたら、そうではなかった。悪人らしい悪人は出てこず、主人公の地道な行動が困窮する多々良木藩を助けることになるというお話だった。留守居役の同僚(先輩)岩崎の活躍が主人公の影を少々薄くしているような気がする。