うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

キャットとパレロワイヤルの盗賊王

キャットとパレロワイヤルの盗賊王 (キャット・ロイヤルシリーズ)

キャットとパレロワイヤルの盗賊王 (キャット・ロイヤルシリーズ)

「劇場閉鎖で露頭に迷ったキャットがひょんなことから、フランスへ旅立つことに。そこではまさに前代未聞の革命が起ころうとしていた」(表紙文より)
歴史上実在した人物にキャットの友人・敵・新しい謎の人物などがからみ、最後までハラハラドキドキさせられた。キャットの淡い恋心も加わり、どんどん彼女のもって生まれた生命力のパワー値がアップしていくのがわかる。
一人称で書かれている意味が、この巻で初めて明かされる。登場人物一人ひとりのキャラが立ち、とくに一巻からレギュラーで登場するヒール役のジミーがかなり屈折して複雑ではあるが、おもしろいポジションにいる。
これって9巻までの構想らしい。ついて行けるかしら。