うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 くちびるに歌を

くちびるに歌を

くちびるに歌を

「ぜったい泣かされる話」という予感に囚われながら、期待通り(?)ラストシーンでは涙なみだでした。悲しくて泣くのではなく、感動の涙、なので身体にはとてもよろしいのです。
合唱部員の声が合流して、ひとつの歌声にまとまっていくように、作家という指揮者のもとでバラバラに思えたエピソードが、ひとつの青春小説としてまとまっていく。心地よい読書ができました。