2013-02-03 放蕩記 一般小説 放蕩記作者: 村山由佳出版社/メーカー: 集英社発売日: 2011/11/25メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 45回この商品を含むブログ (1件) を見る「<母>という名の恐怖。<躾>という名の呪縛。逃れようともがいた放蕩の果てに向き合う、家族の歴史。母親の真実。どうして私は母を愛せないのだろう。」(帯文より) 私小説というのだろうか。ほとんど筆者の人生と重ねて読んでしまう。フィクションンとして気軽に読んでいいのかしら、と戸惑うときもあった。 過去の私と現在の私が交互に同時進行で進む。章の間に、母側の思いを語らせるのは、作家としての公平さと愛情と思いたい。