うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 山の子みや子

山の子みや子

山の子みや子

『山地酪農に生活を賭けてがんばる夫婦と日常の手伝いに汗を流す子どもたち』(帯より)
『とにかくすばらしい田野畑、そして人間の原点のようなお父さん像、みや子や弟たち、お母さんのドラマ<省略>』(岩崎京子氏・解説より)
作者の石井和代さんは90歳。今年度の椋鳩十児童文学新人賞をこの作品で受賞されたそうだ。すばらしい。継続は力なり。
主人公のみや子は、実在のモデルがいるという。(作者の教員時代・教え子の娘さん)
大草原の小さな家」みたいだな、と思ったら、あとがきにも書かれてあった。
「古き良き時代の日本」とひとつにくくるには、あまりにも厳しい自然との闘い。
大人も子供も同等に力を合わせ、命を育んでいく姿に深い感銘を受ける。