うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 初恋料理教室

初恋料理教室

初恋料理教室

京都の路地にたたずむ古びた町屋長屋。どこか謎めいた愛子先生が営む「男子限定」の料理教室では、さまざまなドラマがおこる。心の空腹温かく満たします(帯文より)
本のタイトルとイラストもいいですね。初々しくて。

各章とレシピ(処方箋)
1 初恋料理教室 「縁を結ぶもっちり生麩」
2 であいもん  「頑なな心を溶かすデザート」
3 ふたりの台所 「幸せになるための精進料理」
4 日常茶飯   「愛情尽くしの粕汁
5 終章

第一章の「三びきのこぶた」和訳のエピソードが興味深かった。
「わらの家」が原作では「ハリエリシダの家」だということ。児童書ではわかりやすくするために、このようなことが結構多いということ。例えば「ベーグル」を「ロールパン」とわかりやすく翻訳することも。
巻末おまけのレシピ(愛子先生のひと言アドバイスつき)が粋な計らい。