うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

李王家の縁談

 

出だしの三行で梨本宮伊都子妃の人物像が定まる。

語り部としての伊都子妃の視点は、やんごとなき方々の世界の変遷(明治から昭和)をわかりやすく説いてくれる。

伊都子妃の日記から、この歴史小説を紡ぎだした林真理子さんの筆力に感動した。

文庫になったら購入して再読したいな。