うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 今年の読書・ベスト3

超個人的な読書・2007年度ベスト3

1位「天と地の守り人 三部作」上橋菜穂子/偕成社
  「一瞬の風になれ 三部作」佐藤多佳子/講談社(07.12.24追加)
2位「アルテミス・ファウル オパールの策略」オーエン・コルファ/角川書店
3位「風が強く吹いている」三浦しをん/新潮社

1位の「天と地・・・」。相変わらずファンタジーよりですが、今年は『守り人』シリーズが完結したこと、『獣の奏者、上下巻』の刊行ということで、上橋菜穂子さんの活躍ぶりがとくに印象に残りました。(2007/12/24追記:同1位の「一瞬の風になれ」は、予約していた本が12/21に手元に届いたため、滑り込み1位としました)
2位の『アルテミス・・・』は、初めて読んだとき☆がふたつという、わたしにしてはめずらしく辛口評価だったのですが、巻を重ねるうち、どんどん評価が上がったという変りダネです。
今年は待望の文庫化があり、近く映画化もされるということなので楽しみです。(映画はビジュアル的に、ひどくユニークなものになるでしょう・笑)
3位は、みなさまの日記なくしては出会えなかった本です。普段、本は図書館で借りることが多いのですが、これは迷わず購入しました。感動的なストーリー&日本画風のイラストが好きです。三浦しをんさんは、これからも追いかけていきたい作家さんのおひとりになりました。

再読ベスト3

1位「十二国記シリーズ」小野不由美
2位「上と外」恩田陸
3位「扉の向こうの物語」岡田淳

1位は、いまだ未完の「十二国記」シリーズ。今回、いっきに読み返してみて、その世界観の壮大さに再び圧倒されました。興味深かったのは、以前読んだときと今回の感動ポイントが微妙に変わったこと。本は読んだ時期によって、受け止め方がちがいますね。今回は短編を集めた『華胥の幽夢』が一番心に残りました。
2位は、<書き下ろし文庫6冊>→<ハードカバー>→<文庫上・下巻>と変遷していった本。今回文庫版上下巻を購入。幸い(?)詳細を忘れていて、初めて読んだときのようにどきどきしました。
3位は、ファンタジーの名手、岡田淳さんの本。何度読み返しても、リアリティあふれる不思議ワールドに引き込まれます。1994年出版。当時の児童書にしては分厚い方ですが、1ページに小さな活字がびっしりと埋まっています。今の本は、全体に字体が大きくなっていると思いました。
以上、超個人的ベスト3でした〜。
来年はみなさんの読書日記を参考に、カテゴリを広げていきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いします。