うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 雨ふる本屋

雨ふる本屋 (単行本図書)

雨ふる本屋 (単行本図書)

さびついた想像力を屈指して読まなければならない。でもそれが少しもいやじゃなかった。曇っていた世界が、クリアになっていく感じ。楽しかったです。
不思議の国のアリス」のチシャネコ、「ハリー・ポッター」のトム・リドルの日記、「千と千尋の神隠し」のかおなし。さまざまなカテゴリのファンタジーがまざりあってときおり浮かんでくる感じ。
楽しい道具や魔法のアイテムが、ユーモラスなネーミングとともに、聞きなれたた音楽のようになじんでくる。

「つまらない種なんてないわ。物語の種にはふできなものもあるかもしれないけれど、どれだって命がけなのよ」
「その虫は<読みあさりぶんぶん>。ぞくにいう本の虫だ・・・物語や文字を栄養として生きている」

迷子の物語や夢が行き着く場所が『ほっぽり森』。。。おもしろい。