うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 ほんの数行

ほんの数行

ほんの数行

イラストを見ただけで、和田勉さんだ、って思う。それほど身近に親しんできた絵柄。
この本は、その和田さんが、装丁やイラストを手掛けた本から、印象的な文章を数行ピックアップし、紹介していく。著名作家さんたちとの交流、当時の世相など、和田さんの目を通して、文学・映画・演劇・音楽・美術など、話題や人物は広範囲に渡り、世界の文化史をちょっぴり垣間見ることができた気がした。

久世光彦さん談:「私は深夜の書斎で耳を澄ます。いろんな本が啼いている」
本の虫を極めると、本も虫のように啼くのが聞こえるらしいのだ。(本文より)