うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 緑瑠璃の鞠

緑瑠璃の鞠 (物語の王国 7 )

緑瑠璃の鞠 (物語の王国 7 )

「夜の大路で、鬼に拾われた。泣いてばかりいる小鬼に、鬼がくれた鞠だった。ながめていると、いやなことも怖いことも忘れられた・・・」
<扉文より>
百鬼夜行の序章から、惹きつけられた。都を騒がす夜盗の出現、古典の落窪姫のような境遇の美しい姫と、眉目麗しい男君の恋。
グレードが中学年以上対象のようで、登場人物、設定の豊かさのわりに、書き込めてないのが、たいへん惜しいと思った。
次回は同テイストで、読者層に縛られない長編を読ませてもらいたいな。