うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 わたしはなんでも知っている

わたしはなんでも知っている (新・童話の海)

わたしはなんでも知っている (新・童話の海)

「わたしは小学校4年生にして、世の中のたいがいのことは知っていると思う」〜扉文より〜
主人公クス子は医院の娘。新聞や雑誌も読むし、町の情報通でもある。そんなある日、もっとなんでも知ることが出来る薬を不思議なおじいさんからわけてもらい、、、。
一歩まちがえれば、暗くなるかもしれないような題材だが、クス子の竹を割ったような性格と関西弁の一人称で、からっとユーモアたっぷりのお話になっている。
世の中には知らなくてもいいこと、きいても聞かない振りしたほうがいいこともあるのね、というお話。