うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 アルテミス・ファウル〜失われし島〜

アルテミス・ファウル  失われし島

アルテミス・ファウル 失われし島

待ちに待った新刊。何年ぶりだろう。マッドボーイのアルテミスももう14歳。ずいぶん良い子になったので驚いた。一番うれしかったのはバトラーが復活していたこと。妖精のホリーやマルチ、ケンタオロスのフォーリーに再会できたこと。年齢や種族は違っても、彼らの熱い友情に変りはない。
物語は後半から、俄然展開が早くなり、SF色が濃厚になってくる。アルテミスは初めてバトラーという保護者の手から離れ自分の力で難局を突破しなくてはならなくなる。ラストのラストまで目を離せないどんでん返しの繰り返し。思わぬサプライズに最後までびっくりされっぱなしだった。あ〜おもしろかった。
『沈思黙考』
黙ってじっくりと深く物事を考え込むこと。
「沈思」は深く考える意。「黙考」は黙って考える意。
訳者の大久保寛さんの名訳に拍手。