うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

K町の奇妙な大人たち

K町の奇妙なおとなたち

K町の奇妙なおとなたち

時代背景(昭和30年代)、幻想と現実が入り混じったような短いお話の連作。
登場人物のエピソードが少しずつ繋がっていく感じ。
既刊の「遠く不思議な夏」と舞台、イラスト、雰囲気がとても似ている。
昭和子ども奇譚シリーズといってもいいのでしょうか。

「子どものとき、時間はなかなかすすまない<中略>ずっと一生、小学生時代がつづくんじゃないだろうかと思ったほどだった」(エピローグ、列車の窓からより抜粋)