うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 螺旋の底

螺旋の底 (ミステリー・リーグ)

螺旋の底 (ミステリー・リーグ)

初めての作家さん。ミステリーは読みなれてないので理解するまでに時間がかかってしまった。最後の最後になって、仕掛けられたトリックにすっかりはまっていたことに気付く。すごいなあ。よくこんなややこしい構成を思いつくなあ。
これは、映像では表せない、小説だからこそできるマジックだと思う。
本当は読み返したいのだが、暗めの愛憎ドラマは苦手なので、しばらく時間をおいてから再挑戦したい。
「屋敷の中央をつらぬく螺旋階段。その底は牢獄のように暗く、厳重に施錠され、陰惨な過去を封じ込めてあるのだという。その家に嫁いできた彼女の目的、それは「螺旋の底」をあばくこと。また、いっぽうの夫も彼女を迎い入れたのには<ある理由>があった」(紹介文より)