うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 中村うさぎ 死からの生還

死からの生還

死からの生還

文芸春秋掲載のエッセイをまとめた本。
構成:<まえがき>2014年1月。第1章、2013年1月〜12月。二章、2010年3月〜2011年3月。三章、2011年4月〜12月。第4章、2012年1月〜2013年1月。
心に残ったタイトル。第一章「たったひとりの戦い」「さらば愛しき読者たち」「死の淵からの生還」。
「わたしは幸せ者かもしれない」「だれかが自分のために一生懸命つくしてくれるのは、素直にうれしい」「人間は一人で生きていけない」(2014年1月・まえがきより)


生きていることの意味に、文字通り体当たりで向き合ってきた筆者。
立ち止まった場所で、『幸せ者かもしれない』自分を見つけた。
共感し、安堵する。
これかも、毒を吐きつつ、うさぎ的人生観を語っていってほしい。