うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 妄想気分

妄想気分

妄想気分

第一章 思い出の地から
第二章 創作の小部屋
第三章 出会いの人、出会いの先に
第四章 日々の中で
第五章 書かれたもの、書かれなかったもの(自著へのつぶやき)
小タイトル『女をキレさせてしまった私の言葉』が印象に残る。冷静だが、やり場のない怒りがじんわりと伝わってくる。
「一つの現実に、無数の真実が隠れている、それをどこまで探りだせるかが、小説の分かれ道かもしれない」(〜『一枚の写真』〜)より
「わたしにとっての好きな作家とは、私を書きたい気持ちにさせてくれる作家のことだ」(〜『好きな作家』より〜)
1992年〜2010年のエッセイなので、書かれた年代を確かめながら読み進めた。ワープロとか・・・懐かしい。