うたたね日和♪読書メモ

本との出会い徒然に

 桜ほうさら

桜ほうさら

桜ほうさら

データ:月刊文庫『文蔵』2009年3月号から2012年10月号連載。加筆・修正。

図書館予約で待つこと数か月、ようやく手元に届いた。やはり宮部さんの作品は好きだなあ。
ストーリーとしては厳しいんだけど、底にあるのは、市井の人々の温かい人情や、ささくれても途切れない親子の愛や、ほほえましい若者の恋愛模様などだから、ほっこり拾い上げてくれるのだ。
手に取ったとき、その厚みと字の細かさにびっくり。読めるかなと思ったのだが、なんと2日で読み切った。

第1章 富勘長屋
第2章 三八野愛郷禄
第3章 拐かし
第4章 桜ほうさら

表題作、第4章『桜ほうさら』は、今年NHKの新春ドラマを先に見ていた。う〜ん、オチが先にわかっているのは、やはり読書としてはもったいないことをしてしまった。原作物は先に読まなくては、と改めて思った。